運命の竪琴との出会い
竪琴を弾いているといつも無心になります。
心が病んでいた王様の鬱が、竪琴の音色を聞くことで治ったとされる言い伝えにより、今でも竪琴は音楽療法の原点ともなったといわれています。
起源は遥か紀元前にさかのぼると言われているこの竪琴。
現在も、主にヨーロッパで多く生産され、ライアーといわれる竪琴として今も多くの人の心にその美しい音色を響かせ続けています。
わたしがこの竪琴と出会ったのは、家からすぐ近所の幼稚園です。
次男が一年だけこの幼稚園に通ったのです。
当時はまだ珍しいシュタイナー教育を実践している幼稚園でした。
シュタイナー教育について語ると、これまた延々と長くなるのでお話は戻します。
こんな楽器があるんだな~くらいの初対面でした。
この幼稚園の保護者の方の紹介で、ライアーのグループレッスンに何度か参加させてもらい。
趣味程度に少し弾けたらいいかなと、チェコ製のアントンというメーカーのソプラノライアーを買いました。
けど、飽き性のわたしは少し弾いて満足してしまい、約3年もの間押入れに入れっぱなしに(笑)
それから3年後。
当時は音楽療法士を目指して勉強中だったわたしは、この楽器で童謡などを歌えないかとふと思いつきました。
主に高齢者のセッションを担当していたので、いつもキーボードやピアノで歌っていた伴奏楽器を、ライアーに変える事によって皆さんに喜んでもらえるのではないかと。
高齢者の皆さんには、竪琴の音色が素敵ね!と言ってもらえたのは数人でしたが、竪琴で「荒城の月」や「月の砂漠」を歌わせてもらうと、シーンと聞き入ってくださったのを覚えています。
音楽療法のセッションの時間は施設の職員さんも交代で介護に入ってこられるのですが、その際は職員さんがみんな見事なくらい聞き入ってくださいました。
そして、「わたしたちにこそ音楽療法は必要です!日ごろの疲れが癒されました。ありがとう!」 とほんとうに喜んでくれたのが嬉しかった。
そんな経緯があり竪琴で歌うようになったのですが。
わたしは竪琴を持つとやはり歌わずにいられないのです。
ソロのインストで弾くことはたまにあっても、あまり自分自身がしっくりこなくて、つい歌いたくなってしまうのです。
歌と竪琴の音色のハーモニーをお届けしたいのです。
この楽器で歌うからこそ、出てくる周波数の声があるのにある時気づきました。
ピアノで歌うと、なぜか違うのです。
倍音という言葉がありますが、そのような周波数だと思います。
そして発声は通常の声楽のような発声法ではなくて、たぶんチャクラ発声というのがあるとしたら、それに近いのものなのではないかと思っています。
「チャクラ」とはサンスクリット語で「車輪」を表す言葉で、人間の生命や肉体、精神のはたらきをコントロールする、非常に重要なエネルギーセンターといわれていて、体の中に無数に存在します。
主なチャクラは7つ。これらのチャクラがひらくと自然と癒しや解放が起きたり、今まで眠っていた能力が開花したり、インスピレーションや直観が研ぎ澄まされてきます。
いまでは「チャクラ」という言葉も、一般化し、大抵の方が知っていて、検索をするとたくさんの記述を見ることができます。
そうそう。
何が言いたいかといいますと、竪琴の響きと振動がチャクラを開いてくれるです!!
その開いたチャクラから発声することで、自然体の、頑張らない、音と共鳴することによって微細な倍音の響きを含んだ発声をすることができる。
これはわたし独自の理論ですよ(笑)
何度も発声法で行き詰ったことがあるからこそ、この竪琴と出会えた事で歌うことがとても楽しく楽になったのです。
今では相性ぴったりのアフロディーテの竪琴と出会うことができました。
http://aphroditeharp.wix.com/harp
この竪琴との出会いも運命ですね。
竪琴とともに歌うことで、これからも多くの皆さんと素敵な時間を共有できますようにと願っています☆
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